組織と沿革

大正15年11月26日 消防の改善・発達を図ることをもって、消防組員及び消防員を正会員として「神奈川県消防協会」が設立された。
設立後、直ちに事業を開始しその基盤を確立する。資金が約「20万円」となったので、財団法人とするため、昭和6年6月9日開港記念館において代議員会を開催し寄付行為を可決、同日会長より知事あて許可申請をなし、昭和6年9月29日神消発第21号をもって内務大臣(安藤健蔵)あて「財団法人神奈川県消防協会」設立許可申請を行い、同年12月28日内務省神警30号により許可を得、事務所を横浜市中区日本大通1番地神奈川県庁構内に置き発足した。

消防協会は、消防組の後援団体として活動してきたのであるが、昭和14年3月31日消防組は改組され警防団となったので本協会を「財団法人神奈川県警防協会」とするため財団法人神奈川県消防協会寄付行為の変更許可を、昭和15年3月25日内務大臣(児玉英雄)あて申請し、同年4月10日内務省神警第8号をもって変更許可を得て「財団法人神奈川県警防協会」となった。

昭和22年10月を期して、全国自治消防団が結成され本県においても大部分の市町村に消防団が結成された。

そこで、昭和22年12月19日県下消防団長会議を開催し、神奈川県消防協会を設立することを決議し、翌23年1月27日神奈川県消防協会創立発会式を行なった。

一方、警防協会は、昭和22年12月19日評議員会を開催し警防協会解散を決議、清算人を設けて清算を完了し昭和25年3月16日解散した。

神奈川県消防協会は、昭和23年1月発足依頼、堅実な発展を遂げ基盤も確立したので「財団法人」とするため、昭和26年6月1日「財団法人神奈川県消防協会設立発起人総会」を神奈川県消防署において行ない、同年7月6日小田原市中央公民館において「設立総会」を行った。

昭和26年10月26日神奈川県知事あて許可申請を行い、同年11月1日神奈川県指令消第609号をもって許可を得て「財団法人神奈川県消防協会」となる。

法律の改正により、平成25年6月20日公益財団法人としての認定を得、同年7月1日移行登記を完了、公益財団法人神奈川県消防協会となる。